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第4次産業革命に関する国際合同シンポジウムを開催しました

「Brave New World: AIU-Korea Joint Symposium on the 4th Industrial Revolution」登壇者?運営スタッフの集合写真

4月25日(金)、国際教養大学で第1回AIU-JPEAKS SX国際シンポジウム「Brave New World: AIU-Korea Joint Symposium on the 4th Industrial Revolution」を開催しました。

開会の辞と第1部基調講演:「サイバニクス」によるSociety 5.0/5.1の未来開拓

シンポジウムは、本学のモンテ?カセム学長による開会の辞で始まりました。学長は、社会には技術的専門知識と人間的専門知識の両方が必要であることを強調しました。続いて、長岡技術科学大学の中山忠親副学長が、長岡技術科学大学とAIUの新しいJ-PEAKSパートナーシップについて紹介しました。

国際教養大学のモンテ?カセム学長及び長岡技術科学大学の中山忠親副学長

第1部の基調講演は、サイバーダイン株式会社代表取締役社長兼CEO、筑波大学教授、内閣府SIPプログラムディレクターの山海嘉之教授によって行われました。山海教授は、サイバーダイン社の主要な開発成果の一つであるHAL(Hybrid Assistive Limb)について講演し、脳神経?筋系の機能を失った方々が再び動いたり歩いたりする運動能力を取り戻すことを可能にする技術について説明しました。また、これらの機器の世界各国での医療承認における実用的な課題やサイバーダインの最新イノベーションについて紹介しました。さらに、このような全く新しいタイプの医療機器の普及を目指すにあたり、世界でも関連する規制や区分が全く存在しなかったため、国際規格策定を含め承認手続きにおいて困難に直面したという体験が共有されました。しかし、諦めたり、政府の対応を待ったりするのではなく、自らの革新を前進させるための政策創造に積極的な役割を果たしたとのことでした。

筑波大学の山海嘉之教授

ラウンドテーブル:教育における生成AI

続いて、本学教員によるラウンドテーブルが行われ、ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)が教育にもたらす課題と機会について議論されました。フローラン?ドメナック教授は、数十年にわたる教育学の変遷について、データベース学習から知識ベース学習へ、そして現在はエージェンシーベース学習へと移行していることを論じました。

カイル?シャトルワース助教は、AIと教育の道徳的枠組みを概説し、教育は成績などの外的な価値よりも、学ぶ喜びなどの内的?本質的な価値を主に重視すべきであると指摘しました。

アティラ?エグリナギ教授は、執筆とプログラミングに焦点を当て、LLMがこれらの作業の多くを代替できる時代においても、これらのスキルの本質的価値を強調しました。質議応答の後、エリック?ヤンチェンコ助教が締めくくりの言葉として、人間の社会における適切な役割をしっかりと把握することなしには、テクノロジーの社会における適切な役割を見出すことはできないと述べられました。

左から:エリック?ヤンチェンコ助教、フローラン?ドメナック教授、アティラ?エグリナギ教授、カイル?シャトルワース助教

第2部基調講演

シンポジウムの後半は、本学の協定校であるソウル国立大学(韓国)と建国大学(韓国)の研究者による講演が行われました。

第4次産業革命と社会

まず、ソウル国立大学のPark Tae Gyun教授は、過去3回の産業革命(IR)はすべて将来への高まる不安と戦争の勃発を伴っていたことを指摘され、第4次産業革命により良く備えるためにこれらのIRから学ぶことの重要性を強調しました。

ソウル国立大学のPark Tae Gyun教授

ビッグデータと第4次産業革命

続いてソウル国立大学のKim Hong-Gee教授は、現在のIR (Immersive Reality)は、システム間の接続性が高く、人間とテクノロジーの境界がより曖昧である特徴があると論じ、その例としてサイボーグ技術や遺伝子治療などが挙げられました。

ソウル国立大学のKim Hong-Gee教授

AIと第4次産業革命

ソウル国立大学のPark Jin-Ho教授は、より技術的な側面から、AIアルゴリズムが言語学研究にどのように活用できるかを発表しました。例として、AIツールを使用し韓国の古文書写本の年代推定を行い、専門家よりも高い精度と正確性を持つモデルを構築しました。このように正確で実用的なモデルを構築するためには、専門領域の知識が依然として不可欠であることが強調されました。

ソウル国立大学のPark Jin-Ho教授

リアリスティックメディアと第4次産業革命

最後は、建国大学のKim Hyung-Seok教授による、メタバースでの人間体験の改善に関する発表で締めくくられました。Kim教授の研究グループが取り組んだ問いの一つは、メタバース環境において歩行可能エリアが数十キロメートル以上に及ぶ可能性がある中で、体験者の物理的空間は数メートル範囲に制限されている場合、いかにユーザーがメタバースを自由に体験できるかというものでした。発表では、メタバース内でのナッジと視覚的手がかりを使用して人々をより小さな物理的エリアに留めるという着眼点からこの課題を克服しました。

建国大学のKim Hyung-Seok教授

シンポジウムには50名以上の教職員と学生が参加し、各トピックに熱心に耳を傾けました。開催に時間と労力を費やしてくださったすべての講演者と参加者の皆様に感謝申し上げます。