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AIUダイバーシティクラブがTokyo Pride 2025に参加しました

本学公認団体AIUダイバーシティクラブが、東京?代々木公園で開催されたTokyo Pride 2025に参加しました。

Tokyo Pride(旧:Tokyo Rainbow Pride)は2025年の開催で14回目を迎えたアジア最大級のLGBTQ+イベントです。多様性が社会でどのように尊重されているのかを学び、それを自分たちの活動に活かすために、AIUダイバーシティクラブを代表して学生3名がイベントに参加しました。その様子を、学生からの参加レポートで紹介します。

参加レポート

こんにちは!AIUダイバーシティクラブです。

Tokyo Pride 2025ゲート前にて
Tokyo Pride 2025ゲート前にて

私たちは、6月7日(土)と8日(日)に代々木公園で開催されたTokyo Pride 2025に参加しました。イベントが開催された2日間、さまざまな企業や団体が出展したブースを見てまわりました。また、8日(日)に行われたプライドパレードでは、たくさんの人とプライドフラッグを掲げながら東京の街を練り歩くという体験をしました。

イベントテーマである「Same Life, Same Rights」のパネルとともに
イベントテーマである「Same Life, Same Rights」のパネルとともに

「あなたを輝かせる曲は?」Spotifyブースで感じたこと

特に印象的だったのが、Spotifyのブースです。「あなたを輝かせる曲は?」というテーマに、来場者がそれぞれの「自分を輝かせる一曲」をプレイリストに追加していくという企画でした。私たちも自分のお気に入りの一曲を選び、夜に公開されるプレイリストを楽しみにしていました。

その夜プレイリストを開いてみると、トップに表示されていたのは、こっちのけんとさんの『死ぬな!』という曲でした。その選曲に、とても強い想いを感じました。セクシュアルマイノリティをめぐる環境は、数年前に比べれば確実に温かくなり、生きやすくなってきていると思います。しかし、「自分らしくいること」よりも「死んだほうが楽」と感じる人がいまだいることも、否定できない現実です。この曲は、そんな仲間や、あるいは自分自身に向けて、誰かが希望を込めて選んだのではないか──そんなふうに感じられて、胸が熱くなりました。

プライドステージの熱気あふれるパフォーマンス
プライドステージの熱気あふれるパフォーマンス

企業に広がる多様性

ある旅行会社のブースでは、同性カップル向けのウェディングフォトプランが紹介されていました。制度面での課題が残る中、こうした企業の取り組みから、社会的なサービスの側面でも、マイノリティにとっての壁が少しずつ取り払われていることを実感しました。また、公的な制度を変えることが容易でなくても、企業が主導して社会の仕組みに変化をもたらすことができるという気づきも得ました。

電通のブースでは、「追い風うちわ」を作るワークショップが開催されていました。参加者は自分の気持ちに響くメッセージや、伝えたいメッセージを2つ選び、自分だけのうちわをデザインします。

「自分を守るためのウソが、少しずつ、いらなくなりますように」「たとえば『彼氏?彼女』を『恋人』に。選ぶことばを変えると、だれかの居場所が増えていく」など、心に刺さるメッセージばかりでした。まさに「誰かの背中をそっと押すような追い風」が込められた、温かい企画でした。ダイバーシティを推進していこうという企業の姿勢と、そのアイデアに私たちは強く心を動かされました。

「追い風うちわ」を持って記念撮影
「追い風うちわ」を持って記念撮影

みんなで歩く、つながる、プライドパレード

2日目には、プライドフラッグを手に、東京の街を練り歩きました。沿道からは「Happy Pride!」の声、手を振る人たち、笑顔に拍手と、とても心が温かくなりました。たまたま隣にいた青森でALTをしているという方とお話ししながら歩きました。小学校と中学校でALTをしているということから、今の小学生、中学生のLGBTQ+をめぐる雰囲気はどうなのか、また、LGBTQ+の多様性ではなく、ALTとして日本人の生徒とどのようにかかわっているのかなど、他にもたくさんお話できたのが印象に残っています。

プライドパレード中の様子

AIUダイバーシティクラブからのメッセージ

秋田にいると、「自分らしさを誇る」姿を目の前で見る機会はそう多くないかもしれません。しかし、私たちはTokyo Pride 2025に参加したことで、たくさんの人が堂々と自分を愛し、他者を尊重する姿に触れ、「自分も自信を持っていいんだ」と思うことができました。私たちは英語で学ぶAIU生として「世界」に目を向けがちですが、地域から起こせる変化も確かにあります。例えば、地域の企業に入ってDEI(多様性?公平性?包括性)を中から進めるのもその一つです。AIUからも、秋田からも、これからもっと「ありのままを大切にできる社会」を目指して、一歩ずつ歩みを進めていきたいと思います。

※本学では、すべての学生公認団体にスポーツ安全保険の加入を義務付けており、Tokyo Pride 2025への参加はスポーツ安全協会の助成金を活用して行われました。